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2017年1月11日水曜日

Google Developers LaunchPad Build Tokyo 2016に参加してきました。

昔のイベントレポートだが、メモに貼り付けているだけだと忘れるので備忘録的にレポートを書きます。
2016.10.7に私は
Google Developers LaunchPad Build Tokyo 2016に参加してきました。

イベント内容

Google Developers LaunchPad Build は、アプリデベロッパー・デザイナーの方に向けたイベントです。今回のイベントでは、Material Design を中心としたデザインが、アプリやサービスにおいていかに重要になるかについてのセッションを行います。
GoogleがMaterial Designについて、他社の活用事例や守るべきルールなどを発表するイベントです。

プログラム一部(私が特に良かったと感じたセッション)

  • アプリデザインで守るべき 25 のルール
  • Material Design Fireside Chat(マテリアルデザインを導入している企業のセッション) マネーフォワード,Fril,C CHANNEL,Famm等の聞いたことのある企業の方がセッションに参加していました。
当日のタイムテーブル

アプリデザインで守るべき 25 のルール

アプリ内のコンバージョンを増やすため、そのためのユーザー体験をどう改善していくかなどの守るべきルールを紹介するプログラムです。
25個すべて書くのは、ボリューミーになってしますので、個人的にピックアップ(驚きや新たな発見)したのをご紹介します。
  • 日本のユーザー半数近く、ストアのレビューを参考にしてインストール。
  • 平均36個のアプリが入っていて、1ヶ月に2個インストールし、1個アンインストールしている。
  • アプリが高評価であるほど高収益 – 星2→3になると9倍 星3→4になると4倍
  • 迷子にならないナビゲーション
    • インストールして何をユーザーが期待するかを考え、機能を適切に見せてあげることが大事。
    • アプリを立ちげ5分以内に「いいな!」と思わなければユーザーは立ち去る
  • 丁寧な操作説明
    まれにユーザーによって意味を間違える。「クレジットカードをスキャンしてください」というアナウンスに対して、カメラ撮影してほしいところ、端末の上にクレジットカードを置いて待機していた(スキャンできると勘違い)人が103人中3人。
  • 納得感のあるユーザビリティ
    • アイコンだけのボタンは良くない。テキストラベルを補充しよう。
    • 「☆」アイコンも人によって「お気に入り」「ランキング」などなど全ての人が同じ解釈をするとは限らないから説明大事。
ユーザーの視点に関して、細かく説明されているので非常に参考になりました。ユーザー目線と思って作ったモノが実際にはユーザーにとって障壁が高かったり、文化の違い等で思ったように解釈されてない部分にハッとさせられました。
全てご紹介できなかったですが動画で見れます。
Material Design Fireside Chat
マテリアルデザインを導入している企業のセッションです。導入した経緯、導入してどうなったかなど、普段聞けない話が聞けました。
共通していた話題をピックアップして紹介します。

マテリアルデザイン導入のきっかけ

  • 知ってて当たり前だったので自然と導入
  • リニューアルのタイミングで導入。ちょうど発表されたところだった。
存在は知っていて、タイミングが来た時に導入したという印象。
エンジニアもデザイナーもマテリアルデザインについて話し合う文化?自然と話題にでて、導入に至ったそうです。主観ですがトレンドを追ったり、意識の高いメンバーがいると自然と導入する流れがあるのかな?と思いました。

マテリアルデザイン導入してどうなったか?
  • 保守が圧倒的に楽になった
  • 課金率が上がった
保守(改修)のタスクが楽になって、工数が削減できたと声が上がっていました。
ある程度要素が決まっているページに関しては、デザイナーがカンプを起こさないで、エンジニアだけで完結できるようになったそうです。
他にも、同じユーザー体験を提供できタブレットや様々な端末に対応できて課金率が上がったそうです。
マテリアルデザインによって、開発とユーザーにもメリットをもたらしてくれたという話が聞けました。

まとめ

マテリアルデザインのメリットや守るべきルール、他にもテクニカルの部分もありましたが、今回のイベントを通じて、マテリアルデザインに関する知見が深まりました。信頼できる数値や導入してよかったメリットなども聞けたので、これを元にマテリアルデザインに挑戦(導入)してみては良いと思います。
こういったデザインの考え方やメリットなどは開発陣が積極的に声をあげて広めていくのが大事だと思いました。
ぼやき
iOSとAndroidを同じデザインでやるのは、短期的にはデザイナーのみの工数は削減できるが、中・長期的にみたときに、保守改修や機能追加などする際には、工数が膨れ上がってしまいます。
プラットフォームにあったデザインをキチン提供できるといいな。
どこにいっても通用するデザイナーなれるように頑張ろう!!

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