毎週1回、一つの本についての発表とディスカッションを行う会(通称ドトール会)を開いています。
第2回の題材は「ALLIANCE」です。
本書では、シリコンバレーの多くの企業に取り入れらている「アライアンス」という雇用形態について書かれています。
本書で書かれている内容のうちで特に重要に感じたのは
・社員にネットワーク情報収集能力を求める
・ネットワーク情報収集能力をそだてるには
・会社は「卒業生」ネットワークをつくろう
・「卒業生」ネットワークの活かすには
の項目です。
ネットワーク情報収集能力を高めると、非公開ではないが有用な情報を得る得ることができます。
また、偶然に重要な人物に出会ったり、予想外のものを発見することもあります(セレンディピティ)
場合によっては、顧客を紹介してもらえるかもしれません。
卒業生ネットワークをつくることで、より客観的で率直な意見をもらえるなどのメリットが会社側にはあります。
このネットワークを作るにあたり、卒業生全員を招待するのか、それとも特定の(選ばれた)人物のみを招待するのか決めなければなりません。
人数の増加に伴い様々な問題が起こりやすくなります(他社への引き抜きが発生したりなど)
また、特定の人物のみを招待した場合、より強固で有力なネットワークを作ることができますが、招待されなかった人物からネガティブな行動を起こされる場合があります。
ただし、そのような人物は初めからネットワークに参加させないほうが良いため、卒業生ネットワークを作る際は、参加させる人物を選定したほうが良いでしょう。
その後、「なぜ日本ではLinkedinが流行らないのか」についての議論後起こりました。
それについては、
【デザイン上の理由】
・わかりにくい(登録するとどうなるかわからない)
・シンプルすぎる(日本人は自分のやったことをおおっぴらに自慢しない傾向がある)
【心理的な理由】
・登録すると転職活動をしていると思われる
・仕事探しのサイトにしか思われていない
・良い取引をしてくれる相手よりも、好きな相手と仕事をしたい
【国民性による理由】
・長期雇用を求める
・転職することで履歴書が汚れる
・仲の良い相手と仕事をしたい(サークル的、自分がやりやすいから)
などの理由があげられました。
本日のディスカッションは以上です。
最後に本日の会計は¥1,420でした。
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